奄美大島

 

基本情報

面積 712.39平方km
海岸線長 461.1km
最高標高 694m
主要都市 奄美市

概要

面積712.39km2であり、本州など4島を除くと佐渡島に次ぎ面積5位(日本国が実効支配している島のなかでは3位)の島である(大きな方から順番に、択捉島-国後島-沖縄本島-佐渡島-奄美大島)。年間の日照時間が日本一短い。大島海峡沿岸や湯湾岳などは奄美群島国定公園の一部となっている。1901年2月12日に降雪が記録されているものの、降雪は殆ど見られず、湯湾岳(694m)や油井岳(484m)の山頂付近に、ごく稀に雪が積もっているのが確認されたことがあるくらいである。奄美大島の海岸には、サーフィンに適した波がありサーファー達に人気がある。台風の通過が多いのも特徴。 2014年にバニラ・エアーの就航を機に関東地方からのアクセスが容易になったため奄美人気が上昇している。

文化

奄美大島を含む奄美群島は、沖縄県と同様に琉球文化圏と呼ばれるものを構成する部分もある。奄美方言は琉球方言の一部であり、基本的語彙や表現など沖縄方言との共通点も多い。一方で奄美群島、とりわけ奄美大島の文化は沖縄県よりも九州以北に近い部分も少なからず、中間的である。独自の文化を基層に、時代により九州以北や沖縄本島以南、また中国大陸や東南アジア方面などの影響も受けてきた。島を代表する生産品である黒砂糖や大島紬は中国大陸方面から伝えられ、焼酎(奄美黒糖焼酎)やチヂン(日本では奄美大島だけに残る締め太鼓)、高倉は東南アジア方面から伝えられたとも言われる。 1185年の壇ノ浦の戦いで敗れ落ち延びてきた平家たちにより、本土の文化が伝えられ、幾つかの城砦が築かれたとの伝承も残り、隣の加計呂麻島には重要無形民俗文化財の諸鈍芝居(諸鈍シバヤ)が伝えられている。
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