沖永良部島

 

基本情報

面積 93.65平方km
海岸線長 50km
最高標高 240m
主要都市 和泊町

概要

沖永良部島(おきのえらぶじま、おきえらぶじま)は奄美群島の南西部に位置する島、鹿児島県大島郡に属し、九州本島から南へ552km、沖縄本島から北へ約60km、北緯27度東経128度付近に位置する。和泊町と知名町の2町からなり平成24年1月1日現在の和泊町人口(男3495)(女3601)計7096人、知名町人口(男3366)(女3305)、計6671人両町の合計人口13767人(2012年)。 島の名前の読みについては、1973年(昭和48年)に当時の和泊町長が町議会で「おきのえらぶじま」が正式であると答弁している。和泊町議会において「おきえらぶじま」と「の」を抜いた形での呼称統一を決議したものの、町側は区長会や観光協会、地女連など町内5団体と意見交換した結果、いずれも「変更の必要なし」との結果になった。これらを踏まえ、同町はどちらも正しいとして「変更の必要はない」と結論付けた。会話の上では単に「えらぶ」と呼ぶ場合が多い。 西郷隆盛の流刑地だったため、東京都の上野公園、鹿児島市の鹿児島市立美術館、霧島市西郷公園同様、西郷隆盛像がある。

みどころ

地下には多数の鍾乳洞が存在する。一般公開されている昇竜洞は規模が大きく、山口県の秋芳洞などに比べても洞窟の広さや鍾乳石の美しさにおいて引けを取らない。近年、全長が10kmを越す国内2番目(現時点では)の規模を誇る鍾乳洞が発見され、大山水鏡洞と名付けられた。近年その一部をケイビングツアーとして探検することができる。 昇竜洞は観光鍾乳洞として、鍾乳洞めぐりができる。

文化

奄美群島では概ね奄美大島から与論島方面に南下するに従って琉球文化の色彩が濃くなるが、沖永良部島の文化は沖縄本島に近く、島に伝わる民謡は沖縄と同様の琉球音階であり、カチャーシーが踊られる北限であり、同じ奄美群島に属している徳之島とは、伝統的な文化に違いがある。(徳之島以北では民謡は本土と同じヨナ抜き音階、カチャーシーの代わりに六調が踊られる。)
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